40歳前後の人だと「スチュワーデス物語」と言うと、堀ちえみが主演していたドラマを思い浮かべると思いますが、50歳後半の人だと、「アテンションプリーズ」というドラマを思い浮かべると思います。
スチュワーデス物語は一度も見たことないのですが、たぶん基本的に、どちらのドラマもちょっとどんくさい主人公がいろいろ失敗を重ねながらも、立派なスチュワーデスになるまでのストーリーです。
成長物語の定番です。
今はスチュワーデスとは言わず、フライトアテンダントと呼び名が変わっていますよね。
フライトアテンダントはスチュワーデス物語をやっていたころは女性が多かったですが、今は男性も見かけます。
アテンションプリーズが放映されていたころは、私は小学生高学年でした。
英語のエの字も知らない小学生ですから「アテンションプリーズ」の意味が分かりませんでした。
授業中かホームルームの時間かどうか忘れましたが、先生が「アテンションプリーズ」の意味知っている人と聞いたら、一人がさも知ったかぶりして「【気を付けてどうぞ】という意味だそうです」と答えました。
さっきも言ったように英語のエの字も知らない私でしたが、「いや、そんな意味で使われていないはず。ドラマでは何かアナウンスする前に言っているから、注意をひくための何かの呼びかけではないのかなぁ」と頭の中をよぎりました。
(因みにGoogle翻訳では「ご注目ください」と出ます)
今でこそ「気をつけてどうぞ」なんて直訳も直訳やないか!と笑ってしまいますが、そのころはおかしいと思いつつも反論する知識もないので黙って聞いていました。
先生はちょっと怪訝な顔でしたが「そうですか」とさらっと流しました。
多分、その子に恥をかかせたくなかったのだと思います。
さすが先生だなぁと今にして思います。